ちょっと前の内田樹のブログで、「日本の男子が急速に幼児化している」ことについて書いてた回があって、かなり印象に残った
今日の日本では、小学生時代の価値観を持ったまま大人になる男子が多いんだと
つまり狭い領域の中のみでの「競争においての相対優位に立つこと」を人生の目的としてる男が増えてるって話


でもその優位性は、ルールがありレフェリーのいるアリーナの中でしか意味を持たない
「競争に勝つ」ことが人類にとって最も重要になるのは、例外的に社会が豊かな時期のみであり、
それ以外の歴史上の大半の時期は、それほど豊かでない社会を「生き残ること」が最優先事項となる
「競争に勝つこと」より、「生き残ること」のほうが大切だということを認知することが「成熟」である


と言っている


最近よく思うんだけど
企業で、成長できる環境だとかどうとかよく聞かされるけど、
それって基本的にビジネスパーソンとして強くなるっていう目的が前提の「成長」なわけで
その「成長」にモチベーション持てない人は表面的な表舞台で歓迎されない感じになるんだろうか



せっかく仕事に生活の大部分の時間を費やすんなら、
仕事を通して「人として成長したい」って気持ちはきっと誰でもある
それぞれ無条件の異なった成長のビジョン、目標とする人物像が


でも「ビジネス(競争)において強くなる成長」ばかりが評価され、
大半がそれを目指して一生懸命になる(させる)ような環境が、
「大人」が身を置く場としてのスタンダードになっている (業界や職種によって差はあるんだろうけど)
えらいこったね



とにかくどんな環境であれ、「自立且つ自律的に、自分を殺さず生き残る」ためには、
まず第一に大した意味のないプライドを捨てる必要があるんだろうな
もちろんプライド全部捨てるってこととは全然違いますよ



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多摩センター行って来た
ピューロランド目的で行ったんじゃないです
緑がいっぱい
インフラはやたら整備されてて、道が広くきれいで、点々と新しい建物があったりと、
よくある半端に開発された地方の風景なんだけど
何か調和がとれていて、ダサさがなく、変に気に入ってしまった
こんなふうに感じるのおれだけかもしんないけど